講演番号 2ABa07
分類 一般講演、ポスター発表
講演日時 2010/03/28 10:12
会場 AB
演題 酒樽廃材の水蒸気蒸留時に得られた芳香水の白癬菌(T. rubrum)に対する抗菌性
発表者氏名 ○高尾 佳史、山田 翼、溝口 晴彦
所属 菊正宗・総研
要旨
【背景・目的】壜詰め樽酒製造時に香り付けに使用された杉樽の大半は廃棄されているが、有効活用することが望ましい。そこで、自社で発生する年間数10トンの吉野杉廃材から、高付加価値素材を開発することを目的として研究を行っている。これまでに水蒸気蒸留によって酒樽廃材から得られた精油に、白癬菌Trichophyton rubrumに対する抗菌性があることを明らかにしてきた1)。しかし、精油を抽出する際に、樽精油の主成分であるセスキテルペン類を10〜30 ppm程度含む芳香水が精油の200倍程度生成されるので、T. rubrumの抗菌剤として利用できないか検討した。【方法・結果】試験はInoueらの方法2)を参考にして行った。寒天培地にT. rubrumを生育させ、これをコルクボーラーで打ち抜いた寒天ディスクを27 ℃〜42 ℃の芳香水に浸漬することで試験を行った。この結果、20分間浸漬したものでは殺菌率が99%以上という高い殺菌性があることが示され、セスキテルペン濃度あたりの殺菌能は精油よりも高いことがわかった。 1) 高尾ら:第61回日本生物工学会講演要旨集 p 90 (2009) 2) S. Inoue et. al. Jpn. J. Med. Mycol. Vol. 48, 27- 36 (2007)
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